今回は、大学生のうちに呼んでおきたい漫画3冊を紹介します。大学生活に影響を与える漫画を厳選して選びました。
本記事では、オススメの漫画3冊をご紹介していきます。
漫画は、娯楽と捉えてしまう人が多いと思います。しかし、漫画にも学べることは、たくさんつまっています。
今回紹介する3冊の漫画は、「大学生活のモチベーションを高めてくれる」そんな漫画を紹介していきます。
新入生・就活生とわず、全大学生に読んでいただきたいです!
目次
大学生活に影響を与える漫画 3選
ブルーピリオド

一冊目は、2021年10月にアニメ化が決定した美術系漫画「ブルーピリオド」です。美術系の漫画にしては、珍しいスポ根物語です。ページをめくるたびに熱量を感じさせてくれる漫画です。
あらすじ
成績優秀、世渡り上手、夜遊び好き、人望あり、リア充な男子高校生、矢口八虎(やぐちやとら)
充実した高校生活を送っている八虎ですが、どこか物足りなさを感じていました。そんな彼が、学校の美術室で、1枚の絵を目にします。
その絵をきっかけに、八虎は美術の世界に引き込まれていきます。
八虎は、周りの空気を読むのが得意でした。今まで周りに合わせて生活してきたので、自分の本音をどこかに隠しながら生きていました。
しかし、絵を描くことで自分を表現できると知った彼は、絵を描く喜びに目覚めていきます。
2年生から美術部に入部します。そして、実質倍率200倍をほこる東京藝術大学入学に向け、八虎は絵に青春を燃やしていくのです。
オススメポイント① 「ザ・スポ根漫画」
高校の美術部をイメージすると、落ちついていて、おとなしいイメージがあると思います。ですが、本作は体育会系なみの「熱量」があります。
作品は、大学受験がメインテーマです。
この記事を読んでいるあなたも、大学受験の経験はあるのではないでしょうか。
「志望校に合格したい!」と誰もが目標をかかげ、勉強に取り組んでいたと思います。ですので、本作を読んでいくなかで、共感できるところが多いです。
主人公の八虎は、人よりも絵を描くのが遅かったです。いろんな失敗や苦しいことが、物語が進むにつれて起こります。
途中、八虎自身も苦しくて、立ち止まってしまいます。しかし、一歩づつですが、いろんな人の助けを借りて、成長していきます。
もし、「何かをやろうとしているけど、失敗が怖くて挑戦できない」「大学生活がつまらない」と思っているのら、本作を一度手にとってみてください。
きっと、ページをめくるごとに八虎たちの「勇気」や「情熱」があなたにも伝わるはずです。
オススメポイント② 「自分らしさ」
個人の生き方が尊重される現代において、本作はまさしく「自分らしさとは何か」を問う作品となっています。
主人公の八虎自身、絵を始めるまえは、周りの顔色をうかがってしまい、自分の本音を隠していました。
「周りに合わせて生きる。」
このような悩み・窮屈さをかかえている人は、今日では多いのではないでしょうか?
美術の授業で八虎は、「青い渋谷」を描きました。普通の人が見たら、渋谷は青くないかもしれません。ですが、八虎には青く見えたのです。
人と違うこと・常識と反対のこと言うと、「自分だけ浮いているんじゃないか」と不安になったりすると思います。
そんな悩みを持っている人に、力を与えてくれる言葉を本作のなから引用します。
あなたが青く見えるなら、りんごもうさぎの体も青くていいんだよ
森先輩(美術部)
八虎の所属している美術部の森先輩の言葉です。
人がいいと思ったものでなく、自分がいいと思ったものを大切にする。この言葉からは、そんな思いがくみとれます。
本作は、ただ単に絵を描く物語ではなく、一人ひとりの生きかたを表現している作品だと思います。「自分がなかなかだせない」「周りに合わせてしまう人」は、ぜひ本作を手にとってみてください。
あなた自身の個性を大切にしてください。
ブルーピリオドアニメ PV
ブルーピリオド公式HP
https://blue-period.jp/
左ききのエレン

ジャンプで連載中の漫画です。現在、シリーズ累計100万部を突破し、ドラマ化もされています。
本作を読んでいると、何度も心にグサグサと刺さるような、言葉がでてきます。
「有名になりたい」「何かしらの業績を残したい」と誰もが一度は、考えます。そんな人たちこそ、本作に出てくる「言葉」に影響を受けます。
いい意味で体に悪い作品です。

核心をつく言葉の連続です!!
あらすじ
「いつか何かになってやる」そんな夢を持った主人公、朝倉光一。
彼は、大手広告代理店で働いています。
高校時代、天才画家、山岸エレンとの出合いが彼の人生を大きくかえました。きっかけは、横浜の美術館で見た彼女の絵です。
デザイナーになるという、そこそこの目標を持っていた光一。そんな目標も彼女の絵を見て、打ち壊されました。
そんなある日、光一とエレンは出会います。
エレンに自分の力を見せつけるために光一は、絵を描きます。それを見て、エレンは激怒します。
「向いてない人間が人生かけたって不幸になるだけだ」とエレンは言います。
しかし、光一も「やってみなきゃわかんねぇだろ!!」「オレは、何かになるんだ!」と強く言い返します。
この衝撃的な出会いが光一の人生を変えたのです。
そこから、高校・大学をへて、光一は大手広告代理店に入社します。一流のデザイナーになるという目標を掲げ、日々仕事に打ち込む光一。
しかし、働いていくなかで、光一は様々な業界の「天才」たちと出会います。そんな「天才」たちをまえに、光一は自信をなくしていきます。
「オレは天才になれなかった」自分の才能に限界を感じていく光一。
それでも、「何者かになる」という夢をあきらめず、自分の道を突き進んでいきます。その先に光一が見た景色とは?何者かになるってどういうこと?
「天才になれなかった全ての人へ」
本作のキャッチコピーであるこの言葉は、多くの読者に共感をよぶと思います。
「何者かになりたい」私たちに、どう生きていくべきかを教えてくれます。この本は、そんな凡人の葛藤を描いた本です。
オススメポイント① 「天才 VS 凡人」
本作のキャッチコピーは、「天才になれなかった全ての人へ」です。
本作では、様々な業界の「天才」が登場してきます。そんななか、いろんな分野の「天才」たちと出会っていく朝倉光一。彼には、人よりも秀でた才能はありません。
ですが、「何者かになる」という強い意思を持っています。
この話は、主に光一(凡人)視点で描かれている場面が多いです。光一は、ところどころで大きな壁にぶち当たります。
それを見ていると、私たちにも共感できる部分が多いです。私たちも、小さい頃は夢・目標がありました。
でも、大人になっていくにつれ、忘れていきます。現実と向き合うなかで折り合いをつけた人がほとんどだと思います。そんなあなたに、本作を一度、手にとっていただきたいです。
「夢を追い続けたい」「何者かになりたい」そんな人は是非、読んでみてください。
本作を読み終えた頃に、あなたが晴れやかな思いで、「目標・夢」に向かって進んでいけることを期待しています。
オススメポイント② 「広告業界を知れる」
本作は、「広告業界」がメイン舞台です。

ですので、広告に対する知識がなくても読みやすい作品となっています。街中や駅でよく見かける広告がどうやって生み出されていくのかがわかります。
一見、派手できらびやかな広告業界ですが、その裏には壮絶な物語があります。キャッチコピーを一つ考えるのに、何百のアイデアを出さなければいけません。
また、デザインもいくつもの案を考え、そのなかで一つのものにしぼらなければなりません。本作を読むと、広告業界の裏側を詳しく知ることができます。
広告業界でしか聞かないような言葉もとびだしてくるので、知見を深めるうえでも勉強になります。
用語
・AD(アードディレクター)
・CD(クリエイティブディレクター)
・コピーライター
就活をむかえる人、広告業界に転職を考えている人は、イチオシの作品です。
左ききのエレン 動画
スタンドUPスタート

最後は、「スタンドUPスタート」です。これは、初めて聞く人が多いのではないでしょうか?
こちらは、2020年6月18日に連載がスタートしました。現在は、3巻まで発売しています。
上で紹介した2冊と違い本作は、「ビジネス」(主に起業)についてのお話です。全大学生に読んでほしい一冊です。
あらすじ
「日本を世界一の”起業先進国”にする」そんな夢をもった、三星太陽。彼は、投資家です。
そんな彼の周りには、「仕事」や「生き方」について様々な思いを持っいる人が現れます。
そんな彼ら彼女らに、太陽は「スタートアップ」(起業)の話を持ちかけ、それぞれの思いを形にしていく投資活動をしていきます。
太陽が出会う人物たちは様々です。
中卒のヤンキー・主婦・キャバ嬢・学生
そんな人たちの考え方や意識を「起業」を通して太陽は、変えていきます。
これは、そんな「新時代の働き方」について、熱く書かれた作品です。
オススメポイト① 「起業という選択肢」
本作は、「起業」に関してのストーリとなっています。
現在は、昔と比べ、起業にたいするコストが下がっています。そのため、若い人でも起業するのが当たり前になってきました。
一方で、「起業はリスクだ」「倒産したらどうするの?」など不安の声も上がってくるのが現状です。そのため、多くの人は、大学卒業後、企業に就職する選択肢をとっています。
しかし、終身雇用が崩壊した現代において、企業で働き続けるのもリスクがあるのではないでしょうか?
「起業」という選択肢をもっておくだけでも、例え企業からのリストラにあっても、自分自身でお金を稼ぎ出すことができます。
「起業」にたいして、ネガティブなイメージを持っている人は、一度本作を手にとて見てください。今まで、知らなかったことや新しい発見が見つかると思います。
いろんな働き方ができるからこそ、大学生の今の時期から視野を広げていってはどうでしょうか?
オススメポイント② 「ビジネスを漫画から学べる」
ビジネスに興味があって、本を読んでみたけどあまりピントこなかった、そんな経験ないでしょうか?
ビジネス書は、実際の現場で活躍しているビジネスマンが書かれた本です。ビジネス経験がない大学生からしたら、少し難しいかもしれません。
本作は、ストーリーが1話完結となっているので、読みやすいです。あまり聞かないようなビジネス用語もでてきまが、丁寧に解説されています。
例
「ゴールデンサークル理論」「MBO」
「ビジネスモデル」「スタートアップ」
ビジネスに出てくる用語って、上記のようにカタカナや英語で書かれていて難しいですよね。。
多くの本にも文だけの説明でいまいち理解しづらいと思います。
本作は、そのような言葉に加え、漫画にもなっているので、実際に理解を深められると思います。大学生全員に読んでほしいです。
起業する・しないに関わらず、新しい発見や視野が広がるといった点において、是非一度読んでみてください。
あなたの「起業」にたいする考え方がきっと変わると思います。
スタンドUPスタート無料で読む
https://youngjump.jp/manga/sus/
最後に
いかがでしたでしょうか?読んでみたいと思う漫画は見つかりましたか?
「漫画」も立派な学習道具だと私は思っています。私が紹介した3冊の漫画があなたの大学生活に影響を与えるきっかけとなれれば、幸いです。
家にいる時間が長くなったときこそ、周りと差をつけるチャンスです。だらだらとした生活をおくるのではなく、新しい価値観や考え方にもふれてみてください。きっとあなたの大学生活も変わると思います。
最後まで、お読みくださりありがとうございました。
就活についての記事もあります!興味を持ったらぜひ、お読みください。
『この漫画がすごい2019年』にもランクインしています。
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